SI住宅の構造と注意点は?

SI住宅とは?@

近年、快適性の向上を目指す新技術が、
続々と投入されていますが、

 

その1つである「SI住宅」というのは、
マンションの骨格であるスケルトン(S/構造体や共用設備)と、
インフィル(I/住戸内装や専用設備)を完全に分離した、
新しい考え方の構造の住宅をいいます。

SI住宅とは?A

SI住宅には、家族構成の変化などに対応して、
大幅なリフォームができるというメリットがあります。

 

ちなみに、SとIを分離することによって、
水回りも含めた間取りを自由にプランすることができますので、
「オーダーメイドマンション」
とか
「間取り変更自由」
などとして販売されるケースが多くなっています。

SI住宅の注意点は?

本来、SI住宅の目指すところは、
構造体に影響を及ぼさずに、
構造体より寿命の短い給排水管や電気配線などの
メンテナンスや更新をしやすくして、

 

100年以上快適に住める
永住型マンションを実現するところにあります。

 

マンションに100年の寿命を持たせるには、
高強度コンクリートなどを使用すると同時に、
これらの内装や設備を更新が必須になります。

 

しかしながら、中にはSI住宅にしないまま、
コンクリートの強度のみで、
「100年住宅」
として販売している物件もありますので注意が必要です。

 

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SIマンションの構造はどうなっているの?

SIマンションの構造は、次のようになっています。

 

■Skeleton(スケルトン/構造体・共用部分)
柱、梁、床スラブ、外壁などに、100年以上の耐久性のある
高強度コンクリートを使用した構造体です。

 

■Infill(インフィル/居住空間・専有部分)
住戸内の間仕切り壁など、間取りや設備のリフォームや変更を容易にして、
快適な居住性を長年にわたり保ちます。

 

■共用たて配管
共用たて配管を住戸外に設け、30年ほどで寿命のくる
給排水管・電気設備などのメンテナンスや大規模修繕を容易にします。

 

■床下(天井)空間
二重床や二重天井にして、住戸内の給排水管、電気配線
のメンテナンスや更新を容易にします。

 

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