マンションの広告で見るべきところは?@
不動産業者が顧客にアピールする
販売促進の第一手段として主に用いられるのが、
新聞広告や折込チラシ、
インターネットなどの不動産広告です。
マンションの広告で見るべきところは?A
あくまでも販売促進のためですから、そこには
「こんな情報を載せたら興味を引かない」
と思われることは積極的には示されません。
しかしながら、不動産広告というのは、
公正取引委員会が認定した
「不動産の表示に関する公正競争規約」
に基づいて、
所在地や交通、占有面積など、
表示しなければならない事項が定められています。
また、これらの事項は、広告内の
「物件概要」
にまとめられているのですが、
小さな文字なので読みにくいかもしれません。
とはいえ、ここには、
マンションの資産価値や入居後の生活に影響する
最低限の情報が凝縮されていますから、
必ず目を通すようにしたいところです。
不動産業者の信頼性は広告からわかる?
前述した「物件概要」はもちろんですが、
広告の中で事実と異なる表示をしますと、不正な広告として
「宅地建物取引業法」
や
「不当景品類及び不当表示防止法」
などの法律によって、
業者は罰せられることになります。
ちなみに、重要な事実を示さなかったり、
実際よりも優良や有利と誤解を与えるような表示をしたり、
あるいは、物件概要の文字が小さすぎて判読できない
なども不当とみなされます。
なので、広告から不動産業者の信頼性を
ある程度判断することができるといえます。
分譲マンションの広告チェック方法は?
分譲マンションの広告をチェックする場合には、
次のような点に注意したいです。
■キャッチコピー
次のような表現は、信用できないだけでなく、
表示違反となる可能性も高いので注意が必要です。
・業界一
・特選物件
・最高の眺め...など
■間取り図
・多くが販売業者にとって自信がある代表物件例なので注意が必要です。
・3次元的なスペースについては、全く判断できないものと心得ておきたいところです。
■室内写真
・モデルルームのものか、別物件の写真も多いので注意が必要です。
・あくまでもイメージ写真として受け止めておくようにします。
■完成予想図
・実際の立地環境が描かれていませんので、見栄えがよくなっていても
そのまま鵜呑みにしないようにしたいです。
■案内地図
・通勤アクセスや公共施設、スーパーなど、周辺環境のおおまかな把握に利用します。
■機構融資付き
・住宅金融支援機構の技術基準に適合したマンションで、機構の
「フラット35」融資を受けることができるという意味です。
■物件概要
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