はがれ、電蝕とは?

はがれとは?

はがれというのは、
仕上材が下地材から
接着不良や接合不良のために離れてしまうことをいいます。

 

以下、接着不良の原因等について
みていきたいと思います。

接着不良の原因は?

接着不良の原因としては、次のようなことがあげられます。

 

■下地面が汚れていたり、油分やほこりなどが付着しているなど
 接着を妨害する場合

 

■下地面の水分の乾燥が不十分で湿潤状態であったり、
 水分が下地面に侵入してきてはがれを起こす場合

 

■仕上材と下地材との間の伸縮率があまりにも違いすぎて、
 接着面に応力が加わり、接着力より大きくなってはがれてしまう場合

 

■接着剤の種類の選定が誤っている場合

 

■接着工事に不良がある場合

電蝕(でんしょく)とは?

電蝕というのは、
金属がイオン化傾向の大きな他の金属と接触すると、

 

局部的に電流が流れ、
その部分の組織が破壊される現象のことをいいます。

 

ちなみに、異種金属が接触しなくても、
土中の迷走電流により基礎用鋼管杭が電蝕を起こすこともあります。

 

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電蝕を防ぐには?

電蝕を防ぐためには、
異種の金属と接触しないような設計を行うとともに、

 

接触したとしても
表面の塗装によって直接には触れないように考慮します。

 

例えば、アルミサッシと左官用鉄製ラス(下地材)とが
開口部回りで接触する可能性が大きい場合には、

 

あらかじめルーフィングで
十分養生するなどの工夫が必要になります。

 

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