相続、相続税とは?/限定承認と単純承認とは?

相続、相続人とは?@

相続というのは、人が死んだときに、
その人と一定の身分関係にある人(相続人)が、
死者の財産上の権利義務を包括的に承継することをいいます。

 

一方、相続人には、子がなります。

相続、相続人とは?A

子がないときは直系尊属、
また、これらがないときには兄弟姉妹がなります。

 

ちなみに、配偶者は、
常にこれらの人とともに相続人となります。

法定相続分とは?

法定相続分は、
妻と子2人が共同相続するときには、
妻が遺産の2分の1、子が各4分の1ずつ相続します。

 

ちなみに、遺産が不動産の場合には、
いったん相続人全員の共有となり、その後分割されます。

 

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限定承認と単純承認とは?

相続人は、
相続の開始を知ったときから3か月以内に、
家庭裁判所に申し述べて、
相続の放棄または限定承認をすることができます。

 

なお、これをしないときには、単純承認したものとされます。

相続税とは?

相続税というのは、
相続や遺贈(死因贈与を含む)によって取得した財産を課税対象に※
財産を取得した個人と、
人格なき社団等を納税義務者とする国税のことをいいます。

 

※相続があったとみなす財産を含み、債務控除、葬式費用、
 非課税財産を除きます。

相続税の納付額の確定は?

相続財産は、一定基準に従って評価し、
相続税額は、基礎控除※後に各人が法定相続したものとして、
各人別の税額を計算・集計します。

 

そして、それを実際分割額に応じて按分し、
税額控除としての配偶者の税額軽減その他の額を除き、
各人別の納付額を確定します。

 

※5,000万円+(1,000万円×法定相続人数)

相続税の申告納税はいつまで?

原則として、
死亡を知った日の翌日から10か月以内に
相続人の住所地の税務署に申告納税しなければなりません。

 

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